2020/03/15 22:12
今日の1杯目はマンデリンにした。
3/12焙煎の中深煎り。焼いた豆は、毎日変化している。豆の香りを嗅ぎ、挽いて嗅ぎ、フィルターに粉を入れお湯を注いでまた嗅ぐ。思う量を落とし、温めたカップに珈琲液を注ぐ。そしてまた嗅ぐ。香りの経過をなんとなく頭に入れてから、最終的には飲むのだけど、ああいう経過を辿るとこの味になるのかと思っている。あんまり神経質に決めることが好きではないために、全てが「なんとなく」で進んでいく私、いつもこんな調子で淹れている。なるべく「決めようとしない」のかもしれないと思う。そして、そのことにたまに気付こうとしたり、してる。
今朝は、ああ、マンデリンが美味しい!と喜び、最近あまりマンデリンを推していなかったことを後悔までした。
もたもたと淹れた時の濁った油分のベタつく様子もなく、ざっと淹れた時の苦味だけが出たマンデリンでもない、柑橘のと例えられる爽やかさがあり、糖を焦がしたような甘さがあった。
手元に感動があることはいいな、と思います。