2016/12/03 16:59


宝島寺での出店にお越しくださった皆様、
ありがとうございました。

玉島で出店するとお会いできる方、
初めての場所だからお会いできた方、...
雨の中でしたが嬉しい日でした。
たましま日和の珈琲袋に結んだ紐が、
お寺にあったイチョウの色でした。
たましま日和は、いずれ通信販売に、
下津井珈琲と並べるつもりです。
モカを主に使った、香りのよいやわらかいブレンド。

宮大工さんが仰っていたことを思い返します。
僕らは見に来てくれる人たちに、
分かりやすく自分達の仕事を伝えたりすることをしてこなかったけど、
それをしないといけないと思っているんです、と。

以前私は伝統工芸の仕事に関わっていたのですが、
その時になぜそれをしようと思ったかということを思い出していました。
工芸というのは絶え間なくつないでいく手が必要で、
そのためのつなぎ目になりたいと思ったのでした。
そこに自分の個性とかそういうものを入れる必要はなくて、
そういう仕事をしたいとそのとき思っていました。

宮大工さんの仕事は、平安時代、室町時代、江戸時代、
それぞれの時代の大工さんの仕事を確かめ、補修をして、
次に渡すこと、それぞれの時代の大工さんと一緒に
仕事をしているようなものなのだと感じました。
それはなんだか、すごいことだ、と。

とてもよい「たましま日和」となりました。