2016/10/27 23:27

「どこにお店があるんですか?」が、よく聞かれる質問。
「店舗はありません。出張喫茶と、お豆の通信販売です」

「お店」が、あったときに良かったことは、
お客さんがゆっくり過ごす場所があること。
そこにある「時間」をも作ることが出来たこと。

「お店」がなくて出来るようになったことは、
「つくること」に集中できること。
自分の体と心を整えながら生活と仕事が出来るようになったこと。

今は、たまに皆さんにお会いできる時を大切にして、
しっかりとつくることをしたいと思っています。
豆を手に入れて、様子をみながら焙煎して、
挽いて、淹れる、カップに注いでお渡しする。
それを全部わたしがしたいと思っている贅沢な私は、
いまは海沿いの町ですこしずつお豆を焼いています。

「淹れてもらったのと、家で淹れたら味がちがうの」
と、言われることは、うれしいような、かなしいような気持ち。
ただただ淹れ続けたことの積み重ねを思ってうれしいのと、
「場所」がなくてごめんなさい、というのと。

「教室」はしたくないのでしませんが、
淹れ方のことはいつでも聞いてください。