2016/08/15 00:56

2016.8.12
そろそろ、また男木島図書館の皆さんに会いたいし、
本を見たり、まだ見れていない松蔭さんの写真展も見に行こうと思い、
連絡してみたら、じゃあ珈琲の会、しましょうかという話になり、
開催されました「愉しむ会」

高松発10時、女木島・男木島行きフェリーは長蛇の列。
瀬戸内芸術祭、なのです。そうでした。
これは乗れないかも、連絡しなきゃ、でも開始の1時には間に合うか…と
いろいろ考えながら並んでいたのですが、なんとか乗ることができました。
男木島らしい路地。
ほんとうに暑い日でした。

図書館の順子さんといろいろ話しながら、準備を。
開館前日の様子とはもちろん全然違っていて、
本がしっかりと本棚やいろんなところに馴染んでいる様子。
いいなあ、と思いながらメニューなど書いて。

私は今、豆の販売と、市などの出店や、
他の店舗様の場所をお借りして珈琲を淹れることをしています。
そのときに、お借りする場所というのは、
私がとても好きな場所であることが多いのです。
つまり、その場所の雰囲気を壊したくない、
というのがとても大きなものとしてあります。
打ち合わせや、準備の時間に、
その場所の持っている空気や時間の流れ方を感じます。
それは、そこに少しでも滞在することでわかることです。
私の珈琲も、そのひとの生活に馴染むような形で在ってほしいと思っているので、
私がお邪魔して珈琲をするときも、そんなふうにできたらと思います。

順子さんが質問をしてくださって、話し下手な私もなんとかトーク。
当日は、手挽ミルを持って行っていたのですが、
思ったよりも続々とお客様が珈琲を注文してくださって、
挽くのを図書係のミキちゃんや順子さん、更にはお客さんに託し。
なんだかおもしろくなってしまいました。(わたしが)

途中から立ち寄ってくださった、今、男木島図書館で写真展「著者近影」
を開催中の松蔭浩之さんもブラジル・ショコラ・ピーベリーを
「温(おん)で!」飲んでくださって、
「これは、ほんとうにおいしいねー」と言ってくださったのが、
「いまの台詞を録音しておいて、かなしいときに聞きたいくらいうれしい」かったです。

珈琲を飲んでくれた若いお嬢さん3人組が、
帰り道に「珈琲おいしかったね」と話しながら歩いているのを聞きつけ
やって来てくれたお客様が、
実は、3年前にとある場所で珈琲を飲んでくださっていた方だった、
なんていう魔法みたいなことも起こりました。
よく、覚えていてくれたものです。

あっという間に、16時が過ぎて。
男木島を出る最終便は17時なのです。

ああなんだかとてもしあわせでした。
みなさんほんとうにありがとうございました。
(珈琲を淹れるばかりで、珈琲界隈の写真が撮れませんでした)